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2025-10-31

第87回日本血液学会学術集会で、当社と日本医科大学による共同研究の成果を口頭発表しました。

2025年10月10日〜12日に開催された「第87回日本血液学会学術集会」(https://www.jshem.or.jp/87/program.html)にて、クラウド型電子薬歴「Musubi」のデータ解析に基づく当社と日本医科大学の共同研究の成果を口頭発表しました。(発表者:日本医科大学・五島 祐樹先生)

高齢者など強力な化学療法が適用できない急性骨髄性白血病(AML)の患者さんにおいては、ベネトクラクスとアザシチジンの併用療法(VEN+AZA療法)が治療の選択肢の一つです。このとき、中程度以上のCYP3A阻害剤を併用する際は、ベネトクラクスの血中濃度が上昇する恐れがあるため、CYP3A阻害剤の強度に応じたベネトクラクスの減量または中止が添付文書で規定されています。(※)しかし、CYP3A阻害剤の併用状況を含めた実臨床におけるベネトクラクスの処方実態については十分に調査されていません。

(※)ベネクレクスタ電子添付文書(第9版)

そこで、本研究では、Musubiを用いたデータ解析により、AML治療におけるベネトクラクスの処方パターンを明らかにし、治療の継続性との関連を調査しました。

本研究の結果、ベネトクラクスを間欠投与するケースでは、高用量で継続投与するケースに比べて投与期間を延長できる可能性が示唆されました。

当社は今後も、患者中心の視点に立ち、データ解析とエビデンスの構築を通じて、「日本の医療体験を、しなやかに。」するための研究活動に取り組んでまいります。

演題番号:O3-18C-4 

タイトル:AML患者におけるベネトクラクス処方パターンと治療期間:薬局電子薬歴を用いた実臨床クラスタリング解析

発表者:五島祐樹先生(日本医科大学内科)

●Musubiについて

Musubiは、薬局・薬剤師と患者さん“双方”の薬局体験をより良く変える次世代型の業務支援サービスです。 Musubiのタブレット端末を患者さんと一緒に見ながら服薬指導し、その場の画面タッチで薬歴のドラフトを自動で作成。さらに患者さんの健康状態や生活習慣にあわせたアドバイスを提示し、+αの付加価値を提供。従来の電子薬歴とは異なり、薬歴業務の効率化と患者さんへの提供価値の向上を“これ一つ”で実現します。2017年8月のリリース以来、導入店舗を拡大し、活用いただいている地域は全国47都道府県に広がっています。

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