当社は昨年、経済産業省「令和6年度ヘルスケア産業基盤高度化推進事業（医療機関におけるPHR利活用推進等に向けた実証調査事業）」（以下、本事業）の実証事業者に採択されました。本事業では、全国4か所のフィールドで、地域医療を支える中核病院・大学病院や薬局とコンソーシアムを組成し、外来通院中のがん・心不全患者214人を対象に、患者フォローシステム「Pocket Musubi」を活用し、抗がん薬による有害事象の発生や心不全の再増悪に関するモニタリングと患者フォローアップを実施しました。

‍

結果として、病院・薬局間の情報連携数が増加し、患者さんの生活の質向上や予後改善への貢献可能性が示唆される結果を得ました。

‍

詳しくはこちら：

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000033983.html

‍

本事業の成果について、参加病院・薬局の先生方にも多数ご登壇をいただく形で、各学会での報告を実施しました。

‍

＜発表学会＞※開催日順に記載

‍

学会名：第29回 日本心不全学会学術集会（https://jhfs2025.jp/）

演題：薬剤師によるLINEを用いた心不全患者の遠隔モニタリングに関する報告

発表者：鈴木 啓一郎 先生（公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院）

‍

学会名：第58回日本薬剤師会学術大会（https://www.c-linkage.co.jp/jpa58/）

演題：心不全患者のセルフモニタリング意識向上を目的としたPHRの活用の取り組み

発表者：中西 友里 先生（株式会社マスカット薬局）

‍

学会名：第63回 日本癌治療学会学術集会（https://congress.jsco.or.jp/jsco2025/）

演題：電子的PRO-CTCAEによる有害事象把握と薬薬連携の試み：PHARE-ONC 01 study サブ解析

発表者：奥田 泰考 先生（自治医科大学附属病院）

‍

学会名：第30回 日本薬剤疫学会学術総会（https://30jspe.ywstat.jp/ ）

演題：薬剤師による心不全患者の遠隔モニタリングに関する前向き観察研究：PHARE-HF Study中間報告

発表者：竹部 亨（株式会社カケハシ）

‍

学会名：第19回 日本薬局学会学術総会（https://secure.ps-japan.org/forum2025/）

演題：電子的PRO-CTCAEを活用したがん薬物療法における副作用モニタリングによるフォローアップの変化

発表者：本多 絵梨 先生（株式会社杏林堂薬局）

※ポスター発表における最優秀演題賞に選出

‍

学会名：第35回 日本医療薬学会年会（https://convention.jtbcom.co.jp/35jsphcs/index.html）

演題：電子的患者報告アウトカム（ePRO）による薬薬連携によるがん患者支援の有用性：PHARE-ONC 02 RT Study中間報告

発表者：髙山 俊輔 先生（埼玉医科大学 国際医療センター）

‍

当社は今後も、患者中心の視点に立ち、デジタル技術の活用とエビデンスの構築を通じて、「日本の医療体験を、しなやかに。」するための活動に取り組んでまいります。

‍